アタシ、まだドキドキしている。だってだって、宝塚歌劇を1階1列目センターにて観るというラッキーな体験をしてしまったのだ。
ファンの方に怒られることを承知で正直に告白すると、アタシは決して熱烈なファンではない。もちろん自力でそんなプレミア席を取れるわけもない。オペラのチケット発売日と宝塚一般発売日初日が重なると、ヅカファンの皆様のパワーに圧倒され、皆様がはけるまでアタシの番が回って来ず、「ふえ~ん!オペラが売り切れちゃうよぉ!」・・・ということも何度も体験しているくらいなのだ。
今回どうしてそんな席で観ることができたか。それは従姉妹のハナちゃんが「友の会」(所謂ファンクラブらしい)会員で、この日は友の会貸切公演だったからだ。おっと、これで納得してもらっては困る。友の会会員の皆さん、もちろんこの席はみーんな狙っているわけで、この席を買う権利を得るのも抽選らしいのだ。
ハナちゃんが、なんとその席を買う権利をGETしたのだ。アタシはその幸運にあやかってしまったというわけ。しかしクールなハナちゃん、当日会場前で待ち合わせをしてアタシにチケットを渡してくれるまで、その席の席番を私には伝えてくれてなかったのだ。劇場前でチケットを受け取り、その席番を観たときのアタシの目!何度もチケットとハナちゃんを交互にみる。ハナちゃんに「ここここ、コレって一番前ってこと?」と聞いたら、クールなハナちゃんは「だってSSよ。」と一言。ひゃあ、エライこった~っ!
本日、ワタクシが拝見させていただきましたのは花組公演 ミュージカル「落陽のパルシモ」とレビュー「ASIAN Winds」。
一番前というのは、その前に花道があるのデス。この手が届きそうなところを皆さんが通る?!?!とビックリしながら開演。
「落陽・・・」のほうは19世紀半ばの南イタリアが舞台の所謂コスチューム物という宝塚お得意の豪華絢爛衣装のミュージカル。男役トップの春野寿美礼の顔のちーっちゃいのなんの!軍服姿で余裕で踊る表情は、トップのオーラがバリバリに輝いている!マントを羽織ってアタシのまん前の花道を通るときなんて、衣擦れの音がしちゃうのよぉ!
「ASIAN・・・」のほうはアジアの様々な民族をとりあげた華やかなレビュー。アタシの興奮はここで絶頂に。だって花道に主要キャストが1列に並んじゃったりするんだよ~!そして、なななななんと、目が合っちゃうのよ。勘違いでも何でもなく。お人形のようなスタイル、可愛い顔、口角がキュッとあがり、音がしそうな付けまつげの大きな瞳で微笑まれちゃったら・・・もう、アタシは気がついたら口がだらしなく開いちゃっていました・・・。
興奮のまま、終演。ぼーっとしたまま外に出たら「すみれ色」のマフラーを首に巻いた女性が勢ぞろい。多分「寿美礼」さんのファンクラブの皆さんの出待ちなのでしょう。ここ数日、氷河期のような東京、今日も冷凍庫のような外だったけど、出待ちの皆さんは清く正しく並んでおられたのであります。
興奮状態のワタシ、「一番前って目が合うのぉ?」とハナちゃんに聞いた。クールなハナちゃんは「アタシなんてウィンクされたことあるんだから・・・」とポっと頬を赤らめた。
エライ体験の夜であった。
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