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新国「トゥーランドット」

何だかちっとも家にいない日々が続いている。そう、芸術の秋、食欲の秋だもん、こういのもありだ。

今日は新国の「トゥーランドット」鑑賞。今月は来日モノも含め東京中至るところでトゥーランドットの嵐だ。プッチーニイヤーということもあるけど、荒川静香金メダルの時期に企画をして来日モノのプログラムにしたんだろうなという感じがしなくもない。しかし、日本人は一時のブームで終わってしまう人種。一時のトゥーランドットブームは今の世の中的にはどうなのかしら?といらぬ心配をする。

それはさておき、今日の公演。

今日は新国は楽日だったんだけど、演出については何も予習をせずに向かったため、正直最初の現代風無声パントマイムのような演出はさっぱり意味不明だった。こういうのって悩むよね。ネタはしっておいたほうがいい場合と知らないほうがいい場合があるよね。今回の演出に関しては何となく知っておいたほうがよかったような・・・だってアタシ、さっぱりわからなかったもん。読み替えのような演出が好きではないということでもあるんだけど・・・。プッチーニのオペラにそれって必要? 読み替え演出はワーグナーに任せとけと思うアタシは保守的なのかしらね?

最初のよくわからないモノローグが終わったあとは、中国風な感じの演出にあっという間に変わる。この部分の演出はなかなかよかったように思う。赤と金色を中心とした配色、そして現実としてはあり得ないんだけど、陛下とお姫様登場シーンはまるでHiromi GOが出てきそうなトレーラー風の扉がパタっと開いてそこから登場というのも面白かった。

歌手はカラフを歌ったヴァルテル・フラッカーロが余裕の貫禄。安定した歌唱でカラフのテノールを満喫。トゥーランドットはイレーネ・テオリン。アタシ、歌より何より、この役を歌う人って何でこんなにすっごい不細工系(他に言い方見当たらずですみません)をキャスティングするんだろ~?とかねがね疑問だったんだけど、テオリンはメイクはともかくとして、美女系だったのでほっと一安心。だってこのお姫様のために何人もの若者が命を落とすんでしょ~?背景はともかくとして、やっぱり絶世の美女であってほしい。で、そのテオリンの歌はこれまたフラッカーロ同様、圧巻。リューの浜田理恵さんも良かったけど、今日はちょっとかすんでしまったかな。とっても良かったのよ。でもね、他の人がすごすぎた。

今回の演出でよかったのは、踊りも多用していたこと。ダンサーの言葉がない動きに、物語が持つドキドキ感などが上手く表現されていて、効果的で印象に残りました。

最後はまた最初の現代風な演出になって、最初のシーンの続きのようになります。ここまできて、やっと最初の意味が少しずつわかってきたような・・・。でもやっぱりこういう演出じゃなくていいな、プッチーニなんだもん。

全体としてはとっても満足。

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コメント

今回の演出は前衛までは行き着かないところで踏みとどまった感じではありましたね~
ゲルギエフがウィーンフィルとザルツブルグ音楽祭で上演したトゥランドットは人の頭のオブジェがパカっと割れてそこからトゥランドットが出てくるというちょっと行き過ぎの演出だったので。
ニューヨーカーライブラリにはトゥランドットの映像幾つかあるのだけれど、何故かブログにはこれくらいしか言及してませんでした
http://www2.bbweb-arena.com/kakkun89/blog3410_cat4347.htm

投稿: ニューヨーカー | 2008年11月 3日 (月) 12時31分

ニューヨーカーさま

ひ~っ!人のアタマですか・・・しかし怖い怖いトゥーランドット姫だったらありのようにも思いますcoldsweats01
ワタシはとりあえず今まで観た中ではチャン・イーモウが演出したメータ指揮フィレンツェ音楽祭のプロダクションがナンバー1です。色彩が見事でした。
とにかく、プッチーニはそんなに「いじらない」演出にしてほしい!

投稿: Yukky | 2008年11月 3日 (月) 16時47分

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