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新国「椿姫」

初日鑑賞。「椿姫」はアタシにとってはある意味「Commemoration」オペラ。すっごい昔に映像をLDで初めて観たのも椿姫だし、清水の舞台から飛び降りるような覚悟でミラノスカラ座の来日公演にてナマを初めて観たのも椿姫。なんちゃってオペラの初舞台も椿姫。故に思いいれも深いし、音楽も歌詞も言葉も必然的によく知っているほうだと思う。Addioが「さようなら」という意味なんだ~と、初オペラ鑑賞の事前予習の時、CDから言葉を学んだくらい。

のっけから何でこんなことを書くか。鳴り物入りで新国初登場の上岡さんの指揮に納得がいかなかったんですね・・・。素人耳のくせに生意気申し上げててすみません。でもこの人、歌モノが得意な人なのかな?ととても疑問に思ってしまったんだよねぇ。

初日だったせいもあるとは思うけど、一幕のガタガタなずれっぷりにはちょっとがっかり。合唱がずれている。タイトルロール、エレーナ・モシュクの最大の聞かせどころ一幕の終わりのアリアもなんか歌いにくそうだし、アタックが必要なところの音程も不安定で、ええ~っ?って思いながら一幕を聴いた。でもブラァボがとんでいるんだよね。おそらく指揮者に対して。

二幕以降はかなり挽回してきました。エレーナ・モシュクもアルフレード役のロベルト・サッカもかなり昇り調子。特にエレーナ・モシュクのppには超感動。高音のppが安定してすごく響いてくるんだよね。アルフレードもイタリアンなテノールで、一幕の乾杯の歌はなんか感動薄しだったんだけど、二幕以降は綺麗に響いていました。正直アルフレードはノーチェックで出かけていたので余計に感動しちゃったな。

日本人歌手はフローラの林美智子さんが、どうも今ひとつだったかな。でも姿形がとても舞台栄えするお方なので調子がいいときにもう一度聴いてみたい。本日実はとても楽しみにしていた樋口達哉さんはガストンという役柄上、あまりソロは聴けなかったもののやはりとても美声。ビジュアルもGOOD!ご本人のブログによると、来年の二期会の椿姫でアルフレードだって。声も姿もとてもアルフレードっぽい。うふ。満を持して聴きに行っちゃうもんね~♪

一幕の音楽的な演出はとてもよかったです。まだ公演も続きますからネタバレにならないようここには書かないけど、ちょっとなるほどと思うこともありました。

全体としてはオッケー。しかしどうしても上岡氏の指揮だけがちょっとひっかかる。シンフォニー向け指揮者なのかもしれません。まだ彼のシンフォニーは聴いたことがないので、本日の検証のためにも一度聴いてみることにしましょう。絶賛されている指揮者だもんね。得意・不得意ジャンルってきっとあるだろうし・・・。

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コメント

この公演を聴いていたものとしてはやはり一言、ですね。
上岡さんの場合、チャイコフスキーとか絶賛されてたけど、あの音量ならそれも有りかと。
おそらく、音が合えばグランドオペラなどもこれから開拓していくのかと思うけど「アイーダ」を鳴らす乗りで「椿姫」は違和感ありありでした。

いわゆる大物と呼ばれる指揮者たちのほとんどはオペラでの成功を足がかりに地位を築いていってるから(今後はそうでもなくなるかもしれないけど)もう一歩上を行くなら…

しかし、日本人指揮者はオペラが得意?苦手?
小澤さんがオペラの録音少ないんだよね~

投稿: ニューヨーカー | 2008年6月14日 (土) 08時45分

ニューヨーカー様

この公演、同じ会場にいたんだよね~。後から知りましたねhappy01

確かにチャイコなら納得かも。チャイ5なんかだったらそれだけで音も画も想像できるな。

日本人指揮者にもがんばってほしいけど、確かに音楽で感動するのは外国人指揮者かもしれない・・・と改めて思います。

今日は例の場所でご一緒ですねsmileまた後ほど。

投稿: Yukky | 2008年6月14日 (土) 08時53分

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