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生きるということ

私にとって人生の大大先輩にあたるY子さんという女性が我が家にいらっしゃいました。母の親友にあたる人です。

子供のころから知っている人で、まるで女優のようなルックス。真っ黒いボブの髪とサングラスが良く似合うステキな人。子供心ながらこんなママがいるんだなぁといつも思っていた。

今はボランティアでお年寄りの劇団の脚本・演出をやっているそうです。ほんと、そういうことがカッコよくできる人。

去年お会いしたときに、「Mちゃんのシフォンケーキが食べたいわ~」と言っていたので、眠い目をこすりながら焼いたのでした。

直接聞いたわけじゃないのだけど、Y子さんが帰った後、母から、Y子さんがガンに侵されていて、とある箇所を切断するという手術は拒み、手術をしない道を選んだということを聞かされました。お医者様からはかなり説得され、最後には「バカだ」とまで言われたらしいけど、その箇所を切断してしまったら、今の彼女の生き方ができなくなってしまうからということでした。今を生きたいからそうしたのだと。

母はその話を聞いて、彼女の決断については何も言えなかったと涙を浮かべていました。残された時間をどう生きがいをもって生きるかはその人が決めるものだからと。

「残された時間」・・・。今の私にはまだそんなこと考えることはできない。自分の母がもしそういう状況だったら、私はそんな決断を受け入れることができるだろうか・・・? Y子さんにも私と同じくらいのお嬢さんがいます。お嬢さんたちは受け入れたのかな・・・

Y子さんは本当に楽しそうに我が家での時間を過ごしていってくれた。お茶した後にまだまだ残っていたシフォンケーキを嬉しそうに持ち帰ってくれた。

私はY子さんの病気のことは何も知らないことになっている。これからのY子さんらしい生き方の中で、また楽しい時間をご一緒させていただくことができたらいいな・・・、そう思います。

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